今年の卯月俊光さんの作品のテーマは「富士山」。数十点を超える作品の全ての色彩の組み合わせと表情が異なり、ヴァラエティーに富んでいます。
和紙のテクスチュアを生かして着彩され箔を施されメイクアップされた富士山は、伝統的テイストを控えたポップなパワーが燦めきます。
・・・・とここ迄書いて、改めてYUI GARDENの義山さんの書いた卯月さんの作品へのコメントを読み、感心しております。
YUI GARDENのスタッフは、ボスの横河氏、サブリーダー国枝氏の他に後4名の若い建築家と経理の方、全部で7名の方々ですが、ギャラリーは建築家が仕事の分担を決めて運営にあたって下さっております。その中で、新たな展示の搬入が終えるとFBにコメントを書く係が義山さんなのですが、会を追う毎に腕が上がって来て、各々の作品へ向けられる視線の的確さにちょっと私としましては脅威を感じているのです!!
日々の仕事に追われて(ぐずぐずしていて)私は何週間か後にブログを書くのですが、何と義山さんは作品を観ると同時に、瞬間的に書いてしまうのです!
今後は、YUIのブログ、義山さんのコピペにさせて頂こうかしら?・・・という事で、今回の卯月さんの作品への彼のコメントをご紹介させて頂きますネ。
コンクリート壁に架けられた30を超える富士山の作品。
空間の高さを活かした展示、見上げて気づく富士の山。
水彩紙に型紙、染料、箔。現われる柔らかな色彩。
富士山に雲、月・・記号的にも見える一つ一つ。
大きく、絡まり、多様な色使いが 自然の壮大さを
改めて伝えてくれるようです。
日本的にあるモノに対し、POPに新たな視線を与えてくれます!
ある規則的な行為が反復、そしてゆらぎ。
騙し絵でもない、繊細で巧妙な技法。
アクリルにデジタルフィルムを組み合わせた作品は圧巻。
これは何ですか?そんな質問を卯月さんにしました。
今思うと野暮なクエスチョン・・
それは「何か」ではなく、
技法が形となった、「そのもの」なのかもしれません!
http://old.spaceyui.com/schedule/utsuki_14.html
スペースユイ hp
https://www.facebook.com/yuigarden?fref=ts
ユイガーデン fb
アニメーションからイラストレーション、油彩画と、日本のビジュアル史に燦然と行跡を残されている久里洋二さんをゲストにお招きしての、山口マサルさんとの二人展は、お二人の頭脳から次々と生み出されるイマジネーションの豊かさを再確認させられる事となりました。そして今回は、久里さんの美しいお仕事ぶりの油彩画も展示頂きました。
久里さんが昨年の山口さんの個展にお出かけ頂き初めてお会いした時に、ご本人から放たれる予想を超えた楽しい人物像に感激したものでした。お年を重ねられてしか得られない、達観し身に付いたユーモア感覚が周囲の人々を包み込んで、その場にいる皆を愉快な気分にさせて下さいます。
山口さんも相当に陽気な親分気質の方で、私たちの気分を明るくして下さる方ですが、親分の親分はやっぱりすごかった!
普段から早口で頭の回転も猛スピード、せっかちな山口マサルさんですが、作品も素早いイマジネーションを瞬時に画面に定着させたかの様なイラストレーションでした。ひとつの画面に無尽蔵に湧きい出るアイデア満載の空間造形や風景やキャラクターが登場して、サービスいっぱいですので、味わう側も楽しくて見応えがあります。また一方で、そんな山口さんの世界観はそのままに、イメージや時間が止まったかの様な静かな作品が意外に人気がありました。
本当に、世の中の人々が茶畑和也さんの様な人ばかりだったら、争い事も裏切り行為も戦争も起きはしないのに・・・、と思います。
平和がご本人のDNAに滲みわたった貴重な大切な人類代表、茶畑和也さんの作品展は、私たちの周囲にいつも温かなのんびりした空気をふりまきます。
緩やかな性格の茶畑さんですが、きっちりと見据えられた政治社会の真実を教えて下さる側面もあります!破壊された様な現実のさなかでさえもゆったりと人々を見つめる目線がしなやかな茶畑さんの作品は、未だひたすらに穏やかで楽し気に見えます。
茶畑さんの作品世界が、更に大きく広がりを持ち、圧倒的に平和な世界に向かって行き、作品のWAVEが世界を包み込んで行って欲しい!と切に思うのです。
http://old.spaceyui.com/schedule/cyabata_14.html
茶畑和也hp
信耕ヒロ子
確かな造形技術とフレッシュな感性が藤という素材に生命の息吹を吹き込んで、見事な作品世界を創り続けておられる信耕ヒロ子さんの意欲的な作品展でした。
身近な動物たちや虫、恐竜等もモチーフにして、自由自在に楽しい作品を細い籐素材で編み上げます。巻貝、蜂の巣が照明器具として用いられる灯りを素敵に取り入れた作品も魅力的でした。小さなクロワッサンを形どったブローチはまるで食べられそうな感触も楽しく、遊び心満載の作品は幅広い層の方々に人気があります。
それらの楽しい小さな作品の他に、ダイナミックな人体等の彫塑的な素養がなければできないトルソー作品も見応えあるものでした。
ご本人の個性もユニークな信耕ヒロ子さんの作品は、色々な側面から刺激的でした。
http://old.spaceyui.com/schedule/shinkohiroko_14.html
信耕ヒロ子hp
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