Monthly Archives: 12月 2016
2016.12.27:火曜日

 

 

 

信耕ヒロ子さんの藤素材のオブジェには、以前からずっと定評があり、その評判はどんどん々と膨らんでいるのです。
子供の頃手に取った経験のある、竹ひごを細くした感じの「藤素材」で編み上げていく方法は、オリジナリティー感覚に溢れていて、視覚的にもひじょうに楽しめる作品です。
楽しさを呼び起こす感性と共に驚かされるのは、信耕さんの驚異的な技術と描写力です。この素材を以って、微妙なデリケイトな人の表情を捉えることのできる方なのです!
また、信耕ヒロ子さんの人間的な突き抜けた個性も特筆すべきことと思います。あらゆることから解放されて自由に生きる信耕さんは、ポジティブにクリエイティブに、どんどん々と進化し続けていらして、未来の信耕さんにお会いするのが既に楽しみです!

 

信耕ヒロ子さんご自身の文章です!

今年になって、大好きなデヴィッド・ボウイやプリンスが亡くなりましたが、曲を聴いていると、なんだかあの世に行っても、華やかにしている様に思えます。

そんな気持ちから、あの世もこの世も「益々、華麗な奴」(マスカレード)とタイトルを決め、華やかな仮面舞踏会を演出しました。

もちろん、今、活躍しているガガやディカプリオ、ソフィアローレンも仮面舞踏会に参加です。

今回、文化人としてあの世のジョブスやゲバラと、この世のカストロを制作したつもりでしたが

奇しくも搬入のその日にカストロの訃報のニュースが流れました。

二人で葉巻を吸っている煙が雲になるというアクシデントもありました。

今までも、ラタンで似顔人形を作り続けていますが、顔がメインなため、上半身のみでしたが、今回はその人形達の持つイメージも表現したいと、全身を編んだことも楽しく新しい挑戦でした。

天気にも恵まれ、おしゃれな街にあるスペースユイでの個展は時間を忘れさせてくれます。(内緒⇨方向音痴の私も、表参道からなら間違えずに行かれる!と、成長ぶりに拍手です)

 

 

http://old.spaceyui.com/schedule/shinko-hiroko_16.html

 

2016.12.08:木曜日

 

小渕ももさんの大らかなリンゴの絵から出ている気持の良いエネルギーは、視覚的なものでありながら身体的影響を覚えるくらいの爽快感がありました。

リンゴばかりを大胆に描いたプレゼンテーションも、ももさんらしいものでした。

イラストレーターとして活躍しておられた小渕さんですが、今、商業的な制約を離れ、翼がはえたかような自由な感性が、人々の心を打つのでしょうか。

 

MOMOさんの文章です。

 

 「個展で絵を発表することに関して」小渕もも

一年に一回、「個展」という形でオリジナル作品を発表しているが、5年位まえから、次の個展をどんな風にまとめようとか、テーマを設けるとか、ということはなくなって、今年はどんな個展になるのかな、と、自分で自分の作品を楽しみに待つ気分になっている。どんな絵ができるのか、だから直前まで、というか最初の一点絵が描けるまでは、わからない。

そして絵を描くとき、自分に課しているのは、「絵を描く」という原点で、ただ描く、ということ、もちろん、今さら無心、にはなれないとしても、「ただ描く」ということをしようとしている。

(小渕もも)

 

 

 

 

http://old.spaceyui.com/schedule/obuchi-momo_16.html

 

 

 

 

 

2016.12.06:火曜日

 

ミヤギユカリさんは、昨年髙橋キンタローさんに企画して頂きスペースユイとユイガーデンで開催されたグループ展「point of view vol.1」の7名のメンバーの方のひとりです。

個展と致しましてはスペースユイでは初めてでしたが、たくさんの方にお越しいただき、ミヤギさんのパワーを再確認しました!

「point of view vol.1」のメンバーの方々の個展は、河井いづみさん、水沢そらさん、門川洋子さん、そしてミヤギユカリさんと、素晴らしい作家さんが続いていて、キンタローさんの慧眼に改めて感動致しております。

 

広い砂漠のような空間に、鮮やかな色彩、ユーモラスな形、のびのびとした楽しい生き物たち‥。

そんなミヤギさんの作風から、ネイティブアメリカンの砂漠の広がりがあるエッセンスが感じとられました。

ミヤギさんの目線から切り取られた、作品の対象になるモチーフが、三次元から二次元へとより自由になって羽ばたくのを感じます。

以下はミヤギさんの素敵な文章です。

 

今回テーマとした「Full of life」は今、この瞬間に生きている生き物たちに捧げる気持ちで描きました。

子供のころ飼っていた亀の甲羅の不思議さ、猫の瞳の透き通った輝き。今また道で出会う蝶、ベランダで光を浴びた植物の葉っぱ。など私の日常で心に残った断片を空想を交えて作品に紡ぎました。

展示を終え、まだまだ描きたい生き物たちが沢山いて地球は素晴らしい奇跡で満ちあふれていると感じています。

(ミヤギユカリ)

 

 

 

 

 

 

http://old.spaceyui.com/schedule/miyagi_16.html

 

 

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