Monthly Archives: 11月 2012
2012.11.30:金曜日

 

 

 

作家としても作品にしても、ひとつ突き抜けた様に自由な小渕ももさんです。今年のMOMOさんはまた一段とキュートな作品を制作され、みんなを喜ばせてくれました!

スペースユイでは、一番最初の展覧会開催者のMOMOさんですので、僭越ながらずーっと年表を見る様に、MOMOさんの作品の流れを眺めさせて頂いております。

そして、いつも殻を脱ぐ様に新しい色彩に彩られた何か言い表わしずらい強い吸引力を持つ作品を提示される度に驚きも新たなのです!

MOMOさんは、どこまで行くのだろうか、MOMOさんはどれだけ自由になって行くのだろうか、と考えるだけで楽しくなります。

 



 

 

http://old.spaceyui.com/schedule/momo_12.html

2012.11.28:水曜日

 

 

卯月俊光さんの今回の展覧会の作品は、以前から更に空間の広がりを感じさせられました。

初めてのモチーフである、万華鏡をのぞいた時の様な驚きに満ちた360度に広がりを持つ画面の大きな作品もひじょうに興味深く、人々の注目を集めた作品でした。数学が得意だとおっしゃる卯月さんの言葉に、今作品の胎動の神秘に触れる感慨をもたらされました。

また卯月さんがつくりあげた、画材ではなく染料を用い金箔や銀箔などを置く伝統の技術を駆使した独自のスタイルを持つ作品も、今回は以前に増して植物や花、空気、水の気配さえもが生き生きと、生命力に溢れたエネルギーを感じました。

 

 

http://old.spaceyui.com/schedule/utsuki_12.html

2012.11.16:金曜日

 

 

平野恵理子さんが19年間暮らした青山の町と、様々なモチーフを描いた展覧会でした。 

平野さんの住居であった建物の様子や様々な季節の町の情景を端正な筆致で描いた作品は、静かな気配をたたえて見る人の共感を呼び覚ましました。

小品は、平野さんの自然を愛でる眼差しを感じさせる小さな木の実や、さり気ない植物や身の回りの品々を魅力的に描きました。完成された平野さん独自のプロフェッショナルなスタイルでした。

 

 

http://old.spaceyui.com/schedule/hirano12.html

 

2012.11.15:木曜日

 

 

島袋千栄さんの個展、Animal Girls Collection 2012は、可愛らしく不思議な雰囲気漂う味わい深い展覧会でした。

可愛らしいお母さんが作ってくれた風な洋服を着る女の子たち。動物に託したそんな女の子たちを見ていると、島袋さんの優しい視線に気づかされます。良く見るとちょっぴり妖しげなミステリアスな子もいるのですが、総じてどんな子も気だてが良くてお茶目です!

島袋さんは、つい最近まで長い間画廊スタッフとしてもサポートして下さっておりましたが、あの女の子たちそのままに、毎日が笑いに溢れていました。

今年は絵本も出版(わにのだんす)、お仕事関係の様々な方々も見守って下さる中、次回の展開が早くも気になります。

 

 

2012.11.06:火曜日

 

 

 

毎年開催されるシーノ・タカヒデさんの今年の作品展、今年も好評でした。アフリカ、高知、東京と、移動の多い生活をなさり、ペインティングやイラストレーションの制作を続けるシーノさんは、様々な土地で体験して得た世界観を作品に体現しており、力強くしかも軽やかな作風には定評があります。

特に今年は、鮮やかな色彩のそれぞれの作品がバランス良く、独特のハーモニーを奏でていた様に感じられました。

これから画廊の企画として神話シリーズの第二弾がスタートするのですが、アフリカの大地の空気を身体いっぱいに携えたシーノさんと、アニミスティックな動物達の肖像を真っ先に思い浮かべました。

 

 

http://old.spaceyui.com/schedule/shiino_12.html

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