Monthly Archives: 10月 2016
2016.10.18:火曜日

 

 

 

 

 

門川洋子さんの展覧会、初個展とは思えない力量のある人気の作品展でした。昨年のグループ展、「Point of View」では、高橋キンタローさんのキューレーションによる7名のパワーのある作家さんばかりの展示にご参加頂きました。その時に、門川さんが発表された時の作風とはまた違う感覚を見せて頂くことができました。

微細なデリケイトな線は0.25mmのボールペンなのだそうです!とてもボールペンとは思えない視覚的に心地よい質感には何方も驚かれました。

絵画的、グラフィックな感覚、装飾的なセンスを合わせ持ち、平面作品に於ける全方位的な才能を駆使して、イラストレーターとして大活躍中の門川洋子さんの今後に目が離せません。

以下は門川さんのコメントです。

 

 

「なぜ椅子とカトラリーなのですか?」と多くの方に聞かれました。

私の中ではこの2つの組み合わせはとても自然なものだったので、そう質問されることがとても意外だったのですが改めて「なぜだろう?」と自分に問いかけてみました。

食事をする時に人は椅子に座り、手にカトラリーを持つ。その関係はとても近いのです。

今回の展示では人を一切描きませんでしたが「人の痕跡を感じる」と言っていただけたのも、きっとこの両者の関係が近いからだと思いました。

 

初めての個展、思いもよらないほどの多くの方に足を運んでいただき楽しんでいただけたことが何よりも大きな力となり宝となりました。ありがとうございました。

 

門川洋子

 

 

 

 

 http://old.spaceyui.com/schedule/kadokawa_16.html

2016.10.09:日曜日

 

松本圭以子 個展「Pastoral」

 

 

 

「Pastoral」は、牧歌的な~という意味だそうです。

そのタイトルが示すように、柔らかなシックな色調で表現された牧歌的な静かな情景ばかりを描いた作品の数々が展示されました。

巧みに構成された松本圭以子さんによるゆったりとした時間が流れるようなパステル画材での表現は、光と影のグラデーションの滲み具合や色相、彩度、明度のコンビネーションに作家の身についた表現力が感じ取れます。

 

 

 

 

http://old.spaceyui.com/schedule/matsumoto-keiko_16.html

 

 

 

 

Keiko Iritani 個展「でておいで」

 

 

 

精巧に作られたドールハウス的なミニチュアの装飾品や家具等、見ると心が踊るのは、何故なのでしょうか?

Keiko Iritani 個展「でておいで」では、丁寧にそして素敵なセンスで作られた人形とモデルの身の回りの装身具、また動物たちとその環境が、額縁の代りにBOXに収めて展示されました。

小さな人形たちは手足も自由に動かせる等、プロフェッショナルな技術に裏打ちされた完成度の高いプレゼンテーションでした。

白いハコの中に、主人公である人や鳥や動物たちの営む世界が鮮やかに切り取られていて、羽ばたくようにイマジネーションが広がる楽しい展覧会でした。以下は作家の文章です。

 

 

 

今回の個展「でておいで」は私の頭に最初に浮かび これからも続く言葉です

 

お昼寝の時小さな子供に読み聞かせた絵本  

お昼寝の間にそっと絵本から枕元に出てきた子

目覚めて喜ぶ小さな子  

その笑顔が今も忘れられません

 

大人になっても幼い頃の思い出の一冊がきっとあって そこから出てきたら どんな笑顔が見れるのかしらといつも思い浮かべながら作ってきたような気がします

笑顔はConversation と誰かが言っていました

笑顔で沢山の方々と繋がれること そして

これからも探究心を忘れることなく「でておいで」これを私のライフワークにしていこうと思います

 

今回の個展 悪天候にもかかわらず沢山の方々の笑顔が見れた事を幸せに思います

 

美しいユイガーデンでの後半 笑顔でお待ちしております ( Keiko Iritani )

 

 

 

 

 

http://old.spaceyui.com/schedule/keiko-iritani_16.html

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