Monthly Archives: 5月 2017
2017.05.11:木曜日

 

 

彫像は、一瞬の静止画像の様に、つよく印象に残る作品群でした。

王者の風格をみせる飛び立つ梟・・・・。

羽を緩やかに広げ、気品を放つ巫女のような鳥・・・・。

飛騨高山の標高高い山ふところのアトリエで創作活動をされている越智香住さんは、ご主人の割った大量の年間分の薪を積んだり、雪かきをしたり、素敵にパンを焼かれたりお料理を作ったりしながら日々の生活ぶりもクリエイティブにおしゃれに送られております。最終日には、多くの方々との楽しい出会いも飽和状態に達して「お山にかえりたい。」とつぶやいておりました。                                               

鳥たちも猫たちも、ある者は犯しがたい生き物の尊厳を体現し、またある者は、人間が犯してはならない野生の威厳のようなものを放っていると感じました。そして猫たちなどからはおかしみも。                                

土で創られた塑像の中に込められた越智香住さんのメッセージを都会に住む私たちは、しっかりと受け止めます。                            

作品というものは、たいへん販売がむずかしいものですが、気高な越智さんの作品が人々に受け入れられ、購入されて行く事が、奇跡のようにも当然のようにも思われます。                             

巫女(王妃?)の様に感じられる鳥は、偶然通りかかられたミナ・ペルホネンさんに購入して頂き、皆の喜びにもなりました。                       

越智さんから、作品制作についての素敵なコメントが寄せられました。

       

土に触れる毎日のなかで、相反するのですが

出来る限り土をいじらないことを意識しています。

その矛盾したくりかえしのなかから、いろいろな

要素がつながって1つのかたまりが出現します。

タイトル「せつなのかたまり」の所以です。

越智香住

http://old.spaceyui.com/schedule/ochi-kasumi_17.html

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