北沢夕芸「次の風が来たら飛ぶ」、無事終了いたしました。北沢夕芸さんの新たな世界観が垣間見える意欲的な作品展でした。常にサービス精神溢れる作品の提示をされる北沢さんですが、さまざまな制約から自由になられて、更に楽しい作品を期待してしまいます。
そんな北沢さんから、コメントを頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
↓
心を無にして、身体の力も残らず抜けて・・・蒙昧とした中、空に浮いている。
それは僕じゃない、君だ。
僕は飛べなかったけど、君はきっと飛べる。特別な力があるから。
素敵な形をしているから。美しい色彩で彩られてるから。
できることをやるできないことはやらない・・・はちょっとつまんない。
できないことなのかどうかをいつまでたっても試したい。
そんなころなかの2022年そして2023年に向けての僕です。
北沢夕芸
http://old.spaceyui.com/schedule/kitazawayuuki2022.html
最近京都にアトリエを持たれ、日々作品制作に励まれるオカダミカさんの2年ぶりの個展が開催されました。
変わらぬ見応えのある作品が展示され、オカダミカさん独特の謎めいた世界観を楽しませて頂きました。
オカダさんから最近の心境のメッセージが届けられましたので、ぜひ!
↓
展示を終えて
4月に京都で行なった展示が4箇所でという事もあり、自分のこれまでの活動を振り返ったような気持ちになり、その次の展示にあたる今回の展示は、タイトルを「R・E・S・E ・ T」にしたいと、言葉を先に思いつきました。
「R・E・S・E ・ T」に込めた意味は、
全く新たなものとしてのリセットではなく、もう一度セットし直す、絵に対しても自分に対してもそのような事をしたいと思いました。なので、単語をバラバラにして「R・E・S・E ・ T」です。
以前描いたモチーフを新たに組み替えて見たり、一枚で終わる絵の再セットを繰り返したり、昔描きかけて止まってしまった絵にもう一度向かってみたり。
普通に新しい絵もポッと描いたりしているので、全てがリセットという枠組みには入ってないのですが、制作に対する気持ちとしては、改めて向かうということを意識しました。
学生の時に油絵を描いていた頃、同じモチーフを繰り返し描いていて、そんな気持ちも思い出しました。
近年自分の描きたいものや思っている事は少しずつですが、実験を繰り返しながら見えてきた気がしています。
すこーしずつの変化になっておりますが、末長く見守っていただけたら嬉しいです。
次回もまた見ていただけますように!
オカダミカ
http://old.spaceyui.com/schedule/okadamika2022.html
今年も政岡勢津子さんのエネルギッシュな展示が開催されました。展示作品全体から明るく楽しい雰囲気が流れるように漂っておりました。
昨年35周年記念という展覧会を10年ぶりに開催されましたが、今年もお元気に変わらないクリエイティビティーで作品を制作され、力強い個展が開催されました。
政岡さんの作品は、とてもスピード感があって爽やかな印象ですが、ご自身のモチベーションをスピード感溢れる作品制作のできる状態に持って来るのは、たいへん時間がかかるそうです。
フレッシュな色彩に充ちたコラージュ等は、作品を見る人々へ、作為の見えないナチュラルな感性が心地良く視覚に響くのでは、と感じております。
ますますお元気に、瑞々しい作品を発表し続けて頂きたいです。
setsuko masaoka Exhibition THE GIFT
毎年個展を開催して頂いているシーノ・タカヒデさんが開催をスタートした頃、ケニアに毎年の様に渡航し、現地の方々と交流されておりましたがその後、紛争などの影響もあって、中々アフリカへ行きずらくなりました。
シーノさんには、良い意味でアフリカナイズされたゆったりとした時間の流れが組み込まれていると感じます。そんなシーノさんの素朴なつぶやきが、色々を削ぎ落とした詩のように素敵です。ぜひご覧下さい!
アフリカの
ART
アフリカを旅すると
色々な
ART
に遭遇する
肉屋の壁に描かれた
動物の絵
魚屋の壁に描かれた
popな絵
Bar
に描かれた男と女の絵
木をくりぬいた椅子
家の壁に描かれた
幾何学模様
アフリカの青い空と
赤い大地のコントラストとマッチングして生活の
ARTは
生き生きとしている
鼓動する
ART
❗️
数年間
アフリカに絵を描きに行った
家の壁
近所の
Bar…
学校の壁
絵の出来はともかく
とても気持ち良く絵が描けた
朝
…
太陽の登る頃
草木の乾く音と懐かしい匂いの中
朝食を食べて
絵を描き出す
時々
近所のマサイが訪ねてくる
筆を置き
お茶を飲みながら
少し雑談して
また
絵を描き出す
そして
…
日が沈む頃
絵を描くのを止めて
1日が終わる
夕暮れ
蒼色の空とオレンジ色の境を見上げながら
夜は
観たこともない満天の星空
天の河の周りに槍のように突き刺す流れ星
そんな生活体験を数日
数年間続けてきたのだが
今は
家の中で
人口光の下
レコードの音の中で
絵を描いている
時々
お茶を飲みながら
猫達が相手をしてくれる
たまに
ビールを飲みながら
…
そろそろ
生きている
大きな絵が描きたくなってきた
http://old.spaceyui.com/schedule/shino_takahide_2022.html
昨年のブログにも書きましたが、沢野弓子さんが個展を開催して下さるようになってから既に20年以上の歳月が経ちました。
毎回みなさまが首を長くしてお待ち下さる、という大人気の作家さんです!
墨による絵画表現の巨匠とも言える楠田喜代子さんの個展を開催していた時に楠田さんよりご紹介された沢野さんの、その時の印象が鮮やかに思い出されます。
楠田喜代子さんが、沢野さんのファッションも含む佇まいを、生きたアートですよ!とおっしゃっていた事がずっと心に残っています。
沢野さんは、ずっと抽象作品を描いていらして、ギャラリーでの最初の個展は水彩画やコラージュ作品の展示でした。
年毎に段々と沢野さんの展示作品は、バッグやスカーフといった身に着けるものの作品が増えて参りました。
沢野さんのスーパーな感覚によって造られる人々が身に纏ったり持ったりする品々は、日々を楽しく彩る、何しろクオリティーの高い作品ですから、訪れる人々の視線を捉えて離しません。
どんなに人気があってもどんなに作品が飛ぶように売れても、決して変わらない純粋な沢野さんを、ファンの方々は見逃しません。
善意に溢れる常に陽性で人々をポジティブな空気で包み込む沢野さんの個性は、作品と共に多くの方々に愛されて続けております。
タピストリー、バッグ、ブローチや服飾全般・・・、オリジナリティーに富んだキュートな作品は、人々を明るい方向へと導く力に満ちております。
http://old.spaceyui.com/schedule/sawano_yumiko2022.html
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