2016.10.18:火曜日
門川洋子 椅子とカトラリー

 

 

 

 

 

門川洋子さんの展覧会、初個展とは思えない力量のある人気の作品展でした。昨年のグループ展、「Point of View」では、高橋キンタローさんのキューレーションによる7名のパワーのある作家さんばかりの展示にご参加頂きました。その時に、門川さんが発表された時の作風とはまた違う感覚を見せて頂くことができました。

微細なデリケイトな線は0.25mmのボールペンなのだそうです!とてもボールペンとは思えない視覚的に心地よい質感には何方も驚かれました。

絵画的、グラフィックな感覚、装飾的なセンスを合わせ持ち、平面作品に於ける全方位的な才能を駆使して、イラストレーターとして大活躍中の門川洋子さんの今後に目が離せません。

以下は門川さんのコメントです。

 

 

「なぜ椅子とカトラリーなのですか?」と多くの方に聞かれました。

私の中ではこの2つの組み合わせはとても自然なものだったので、そう質問されることがとても意外だったのですが改めて「なぜだろう?」と自分に問いかけてみました。

食事をする時に人は椅子に座り、手にカトラリーを持つ。その関係はとても近いのです。

今回の展示では人を一切描きませんでしたが「人の痕跡を感じる」と言っていただけたのも、きっとこの両者の関係が近いからだと思いました。

 

初めての個展、思いもよらないほどの多くの方に足を運んでいただき楽しんでいただけたことが何よりも大きな力となり宝となりました。ありがとうございました。

 

門川洋子

 

 

 

 

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