2017.07.10:月曜日
河村要助 JOYFUL TOKYO FOR 2020

 

 

1986年に、まだ千駄ヶ谷方面にあった 360°ギャラリーで開催された河村要助氏の個展「JOYFUL TOKYO」を見て、打ちのめされました。

いつかこんな作品をご紹介できたら、と無意識にずっと考えていた様に思います。「JOYFUL TOKYO」は、 自分の中ではずっと河村要助氏のベストシリーズでした。

ポップでキッチュ、楽しく斬新な要助さんの感性が、美しいタッチでペインティングされたタブロー(とはおっしゃりたくないかも知れません!)は、何とも味わい深く魅力的でした。キャンバスから溢れ伝わって来る圧倒的なエネルギーにカツンとやられてしまったのでした!

そして、今回出版社P-Vine の井上さん、音楽評論家の藤田正さんのご協力を得て、長年の夢を実現する事ができ、ギャラリーとしてもたいへん幸運な事と思っております。そしてその思いを受け取って下さる観客の皆様も同じ気持で感動を分かち合えました事を本当に嬉しく思います。

オリジナル作品と共にジークレイ版画も展示させて頂きましたが、「JOYFUL TOKYO_2017」は、ものすご~くステキな展覧会になりました。皆様と一緒に、河村要助氏の懐かしさと瑞々しい感性、偉大なエネルギーに改めて感激致しました。

また、今回 1970年代に結成、河村要助さんを含む「100%スタジオ(解散後も語り継がれる伝説のチーム)」のお二人、矢吹申彦さん、湯村輝彦さん、そして根本敬さんにも素敵な作品で友情出演して頂きました。

「JOYFUL TOKYO」は、 割に長期に渡って制作していらした作品ですので、今回展示させて頂いた以外にも皆様に見て頂きたい多くの素晴らしい作品がございます。来年も「JOYFUL TOKYO_2018」、開催致します。ご期待下さい!!

1986年に発表された「JOYFUL TOKYO」シリーズについて河村要助さんが素敵なことばを書かれておりますので、下記にご紹介させて頂きます。今回の展示でも、多くの海外の方々の興味を魅きました。

「JOYFUL TOKYO」

外国での現代美術の展覧会向けに創作し始めたシリーズなので英語で書いてあるわけですが、イラストレーターがアートやってもつまんないし、イラストレーションでもって今のアートを笑い飛ばしちゃうようなものをやらなきゃ、出品する意味がないなと。僕はヘソ曲がりで、人を笑わせたり驚かしたりするのが好きだから、バカバカしいことをやってやろうと思ったりしたんです。(「画集・「河村要助の真実」P-Vine Booksより)

http://old.spaceyui.com/schedule/kawamura-yousuke.html

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