2021.12.20:月曜日
谷口シロウ カオス未完成組曲第460番ハ短調

 
 

 
 
谷口シロウさんの前世は、中世ギリシャの盲目の画家だったそうです!盲目の画家というところの解釈は難解ですが、何故か腑に落ちる見解です!
それなのに、今生ではこの日本システム(=地球システム?)の歪みある世界に生きておられるのは、何かの使命があってのことなのでしょう。
谷口さんは作品を制作するだけでなく、ひげ女装のパフォーマンス活動も含めクリエイティブ活動を継続されているアーティストとして知られており、周囲の方々を巻き込みながら心を降り注ぎ続けられています。
髭のまま髪もコスチュームも美しく装って、都会の道行く人々とさり気なくウィットに富んだ交流をされたり、時々不思議なワークショップにも顔を出されます。
谷口シロウさんの今回の個展のテーマは「カオス」ということでしたが、どんなタイプの描き方をしていても、ご本人とわかるニュアンスが通底していてそんな楽しいカオス感からは色彩や作品の素材から受ける生き生きとした躍動感が伝わって参りました。絵のビタミンパワーです!
神話に見る神々に似せた登場人物のように、また中世のヨーロッパを彷徨い即興の詩を民に朗誦した吟遊詩人のように・・・。そんな世界観を彷彿とさせるものがシロウさんの作品にもご本人にもあって、期待が止まないのです。
この、あるがままの世界を受け止めながら、それでも尚、軽やかにご自分も周囲の人々も元気づけ、本来の創作活動を続けながら日々を生きるという事は、並大抵のことではないと思います。ずっと々がんばって頂きたい方です!
 
 

 
 
http://old.spaceyui.com/exhibition/shirou_taniguchi2021.html

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