はんまけいこさんの個展の季節、いつも画廊に健やかな空気が運ばれて参ります。
沖縄小浜島にずっと住まわれ、画家のご主人と共にカフェを営まれるはんまさんの作品は、野生の自然の中で育まれた素朴さと、ヨーロッパ的洗練との絶妙なミックス感覚がとても魅力的。
ご本人の個性そのままの陽気な軽やかな感性が、コミカルな作風を通して都会の生活に疲れた人々の頭と心を爽やかに緩ませるかのようです。
さっぱりとした気性で、多くの方から支持され人気者のはんまさんは、作品と共にその存在自体が人々を元気づけ励まします。
夜は満天の星だけが道案内、と伺い驚きましたが、太陽や月や海や大地のエネルギーが滲みわたり、はんまさんご自身から都会の私たちに、そのエネルギーが還元されるのを感じます。
以下に、はんまさんの文章をご紹介させて頂きます。
お~い! フータローー!
毎朝声をかけるのは 小浜島で飼っているオスの白ヤギ フータロウ。
沖縄本島よりさらに南に400キロの離島に移住して30余年
強い太陽に照らされた 原色の色彩と 原生植物が描く大らかな線は
私の美意識のバランスとなり その自然に寄り添って創作を続けております。
私はフータロウから野生の元氣をもらって 元氣いっぱいな楽しい絵を描き続け
誰かを元氣にできたら とてもうれしいです。
はんまけいこ
AAAAA
河井いづみ mirror
宇宙に浮かぶ惑星の様に、画面に大胆に構成された精緻なガラス瓶や宝石などの河井いづみさんの作品は、独特なテクスチュアの印象も以って心に残ります。
元来硬質な、技巧を施された鉱物質な素材の輝きは、作家の磁場の中で柔らかな素朴ともとれる風合いの光に変換され、新たな印象となり届けられます。
河井さんの美意識に貫かれた潔いプレゼンテーションと、原初的な肌触りとの振幅の大きさが、既視感のない感動を呼び覚ますのかも知れません。
また、河井さんの好んで使われる建築やテキスタイルなどに用いられる幾何学模様のモチーフは、古来より私たちの記憶の中にも隠されて在り、作品を観る人々の潜在的な意識を刺激するかの様に感じます。
以下は河井さんに書いていただいたコメント(詩!?)です。
晴れたの日の輝く風が好きです。
土と木々の澄んだ匂いが好きです。
それぞれが違うけれど語り合える、人間が好きです。
いつでも太陽に向かって、体を伸ばして歩いていきたい。
今回の展示で、そんな想いを再確認できました。
(河井いづみ)
http://old.spaceyui.com/schedule/kawai_16.html
BOX OPERA [MINIATURE]
今回で10度目を迎えた企画展「BOX OPERA MINIATURE」が大好評で開催を終了致しました。
今回は急な企画だったにも関わらず、参加頂いた方々にはそれぞれに素晴らしい作品を出品して頂く事ができました。
通年、この展覧会では、作家ご自身にBOXを準備して頂き、既に作家各々がお持ちの小さなオブジェや布地や紙のモチーフ等をコラージュしたりペインティングをして作り上げた作品展としてスタートしました。
北見隆さん、建石修志さん、東逸子さんの三人展が多く、時々宇野亜喜良さんや山本じんさん等に参加をお願いしながら、ずっと続けて参りました。
こうした参加者の顔ぶれからも想像できます様に、BOX OPERAの会期中は、画廊空間がワープし、会場全体が祭壇になったかの様な気配や荘厳とも言える雰囲気が、とても不思議かつ楽しい感覚をもらたして下さいました。
そして今回は10年目という事もあり、通年の感覚を中心としながらも、少し毛色の異なる作家も交えた小さなBOX OPERAのショーを計画致しました。
大勢の方々に出品して頂いた作品はそれぞれに完成度が高く、会期が終わってしまうのが惜しまれる思いでした。
谷口シロウ
http://old.spaceyui.com/schedule/box-opera-miniature_16-vol-1.html
http://old.spaceyui.com/schedule/box-opera-miniature-vol-2-16.html
http://old.spaceyui.com/schedule/box-opera-miniature-vol-3_16.html
AAAAA
北沢夕芸 island
北沢夕芸さんの作品に備わっている、可愛らしさやエロティシズム、また微かな恐怖を誘うかの感覚等、イラストレーションとしての真骨頂ともいえる数ある特質には、多くの人々を引き寄せるパワーを感じます。
只可愛らしいキャラクターや美しい女性を表現する、というのではなく、人の不可解な部分さえ包含した人間らしさの幅を感じさせる作品の感性に興味を引かれる様に思うのです。
小説家が登場人物の個性を定めて話を練り上げて行く様に、北沢さんは作品のモデルや対象を物語を書く様に客観的に造形し、作っていらっしゃる様に感じられます。
平面作品に描かれている豊かな感性は、小さな立体作品にも高い完成度で反映され、北沢さんの織りなす物語の詩情が、ギャラリー空間に溢れていました。
以下は、北沢さんの文章(詩)です。
気がつくとわたしは島にいた。
過不足なく、居心地のよい孤島。
時々歩いていて
ふと島にたどりついてしまったり、
真夜中に目が覚めると
波の音が聞こえて
やはり島にいる。
どこまでも拡がる水平線を前にして
不思議なあたたかさを感じる。
幸せな孤独と言ってもよいだろう。
どこでも島の上、
どこでも海につながっている。 (北沢夕芸)
http://old.spaceyui.com/schedule/kitazawa_16.html
越智香住 うきくもⅡ
飛騨高山のアトリエで、木工作家のご主人と共に作品制作に励む越智香住さんの作品展は今年で三度目を迎えました。
札幌で生まれ育ち、東京の大学で彫塑を学び、その後スペインで陶芸を学び、現在は飛騨高山の森や湖に囲まれた自然環境の中で生活されている越智さんです。
そのように歩まれて来た越智さんの資質と環境とが相俟って現在の作品を作り上げているのだと思います。
古代ヨーロッパのテイストといっしょに日本の空気の清涼感が伝わって来るかに思われる作品は、人々の心を強く捉えます。
展覧会場での越智さんの作品は、小さな彫塑作品と実際に使える食器等の陶芸作品とがあります。普通こうした展示の場合には食器等をお求めになる方々の方が多く、作品は眺めるだけというケースが多いのですが、越智さんの場合は逆で、作品に注目が集まります。そして実際に売れて行くのも彫塑の作品が多いのです。
秋冬に雪深い飛騨高山での生活は、ご苦労も偲ばれますが、美しい環境の中で自然界と呼応され培われたものを、下界に居る私たちにずっと伝えて下さい。
以下は越智さんのメッセージです。
雲が、刻々と姿を変えるように
しなやかに作品を作り続けて
いこうと新たに思っています。(越智香住)
http://old.spaceyui.com/exhibition/ochi_16.html
AAAAA
高田茂和さんのフレッシュな感性の作品、大好評でした。
B2サイズのジークレープリント作品が主体という大胆なプレゼンテーションは、視覚的にも鮮やかな印象を残しました。
練り上げた人物のキャラクターや独特な色彩は、インタ−ナショナルな感性で、作品の個性を際立たせるものでした。
何処でもない何処にでもある、ファンタジックでもあり人々の日々の世界観も感じさせる、という高田さんの創りだした表現は、たいへん魅力的であり、訪れる皆さんの共感を呼びました。
そんな高田さんにご自身の作品について語って頂きました。
One Day.
ある日の事。
何気ない日常のなかにある小さな喜び、ささやかな幸せを描く事。
それが今回のテーマでした。
窓を開けたら気持ち良い風が入ってきたとか、月がキレイだったとか、ご飯が美味しかったとか、犬がかわいいとか。
そういう小さな事。
僕の頭の中には小さな国があって、そこには豊かな自然と簡素な人間の営みがあります。彼らは自然を敬い、生活を愛し、小さな声で笑います。時に少年や少女が面白い話を僕にしてくれます。僕はそんな彼らの話や生活の風景を自分のイラストレーションの中で表現しているのかもしれません。
小さな事を描く。
それはこれからもずっと僕にとってのテーマになります。
AAAAA
星野哲朗さんの実に7年ぶりとなる展覧会を開催、渾身の作品を見せて頂く事ができました。
長い年月の間に星野さんご自身の中に醸成された作品全体像を貫く完成度にまず感服致しました!
星野さんの繰り返し描かれる主なモチーフに、ヨーロッパの堅牢な建築物や風景があります。空も街も建物も同じマチエールで描かれ、グラフィック感覚に切りとられた構図ですが、古典的なペインティング作品の重厚なテイストがあり、作品の独特な個性を醸します。
また、瓶に入ったオイルや、ガラス素材の透き通るモチーフ、香ばしい匂いが漂う宙に浮かんだ様に表現されたパン等身近な品々の作品は、建物を描いた作品と呼応し、響きあい、人々の興味を魅き付けます。
マチエールを深く研究、構図の独特なスタイルを構築して創りあげた星野さん独特の作品様式は、既に誰も真似の出来ない美意識に到達していると思うのです。
http://old.spaceyui.com/schedule/hoshino_16.html
AAAAA
民野宏之 展
今年で24回目となる民野宏之さんの個展でした。 毎年、札幌の民野さんの個展の季節になると、 懐かしい気持ちが膨らみます。 2016年の民野さんの作品もやはり爽やかな やわらかなエネルギーを運んで下さいました。画面の絵の具のテクスチャーから、絵を見る人々の目へと、心地よい粒子が流れております。
下記は、民野さんに書いて頂いた民野さんの作品についての文章です。短いですが詩の様な文章をご紹介させて頂きました。
目に見えるもので
ふと心に響いたものなら
どんなものでもありのまま
切り取られた時間の断片のように
描けるようになりたい。
・・・・ 民野宏之
http://old.spaceyui.com/schedule/tamino_16.html
増島加奈美 つきゆきはな
当画廊では初個展となる増島加奈美さんの個展「つきゆきはな」、大好評でした。テキスタイルデザインを勉強された方らしく、装飾的な才能に絵画(日本画)の領域の持ち味も加味した世界観は、誰にも真似の出来ないセンスであり、独自の個性を創出した感があります。
増島さんにも、ご自身と作品につきまして書いて頂きました。
「つきゆきはな」とは雪月花(せつげっか)の
伝統的な和語の読 みになります。
自然の美しい景物を、独特のタッチと色彩で描き出しました。
―会社勤め時代に病気を患い、仕事を辞めざるを得なくなった時、
私の心と体に癒しと精気を与え、支えてくれたのが、
自然の美しさとエネルギーでした。
自然といっても、雄大な景色などではありません。
庭に咲く花の重なる花びら、木肌の模様、草の葉脈、月の満ち欠け、空色の変化…
身近に広がる、小さな宇宙でした。
私はその、自然の持つ不思議で美しい文様や規則性、
エネルギーに魅せられて、植物をモチーフに絵を描き始め、
現在の仕事・イラストレーターとなって再出発しました。
辛い出来事も、こうなるための必然であったかのように思わせてくれたのが自然、
当たり前のよう に思えていたことへの感謝を教えてくれたのもまた、
自然でした。
そうして生まれたオリジナル作品や、仕事で描かせて頂いた
原画の積み重ねを携えて、今回ついに、憧れであったギャラリー、
SPACE YUIでの個展が実現いたしました。
実現に向け力添えを下さった皆さん、
私のような若輩者に展示の場と機会を提供して下さったSPACE YUIさんに、
心から感謝申し上げます。
私の作品は全て、一筆一筆心を込めて、手描きで描いています。
一人でも多くの人の心をあたため、光を感じてもらえたら、
そっと傍に置いておきたくなるように思ってもらえたら…
そして幸せがやって来るように。
そんな願いを込めて、大切に描いています。
みんなの暮らしを照らしてくれますように。
AAAAA
岸田ますみさん、山口マサルさん、深谷良一さんの充実した展覧会を開催する事ができました。
岸田ますみ「SPRING 2016」
独特の空気感を醸成する作品が定評の岸田ますみさんの個展は、今年も大好評でした。
寂寥感とも言ってよい感覚を呼び起こす情景を描かれておりますが、そのような感想と共に温かさを同時に感じると異口同音におっしゃる方々が多くおられました。
また今年は、鳥やワニ、カンガルー等の明度の高い小品も発表され、岸田さんの新たな側面も見せて下さいました。
http://old.spaceyui.com/schedule/kishida_16-2.html
山口マサルの◯&□展
山口マサルさんは、頭の中が超高速フル回転で廻っていて、中々追いついて行く事ができません!
スピード感溢れる画面からは、山口氏の無限に湧き出るアイデアの泉からほとばしる楽しさが伝わって参ります。
作品と共に山口マサルさんご本人もいつも明るく周りをハッピーな空気で覆ってしまう方です。
http://old.spaceyui.com/schedule/yamaguchi_16.html
深谷良一「日が熟す」
深谷良一さんには画廊からリクエストし、今回木の箱に絵を描いて頂き、好評を博す事ができました。ご本人から制作に関しての文章を書いて頂きました:
箱に描く絵は、抽象的なほうが良いし、具象を描く場合は装飾的にしなければ立体の箱にはしっくり馴染んでくれない。充分な配慮が必要なのだと思う。
ノコギリで木を切り、箱に組み立てる度に、先人がどのように箱作りの工夫に腐心したのかと思いを廻らしています。
切り出した野山の木を、箱に組み立て、野山の動植物の姿を写して制作してみました。
http://old.spaceyui.com/schedule/fukaya_16.html
AAAAA
亜土さんの、いろいろな意味で大きなプレゼントを頂いた様な展覧会を終了致しました。
今年の展覧会はまた、新たな亜土ちゃんの顏を見せて下さいました。日本中で愛され続けているキュートな絵や可愛らしいエロスの亜土ちゃんワールドに、ワイルドな世界観や祈りの感覚の作品が加わって、大きな人気を呼びました。
亜土さんの作品を前にして、大学卒業後に1年間だけミラノ住んでいた時に偶然見た、TV人気番組を思い出しました。老いも若きもある一定の期間催される、イタリアきってのTV番組カンツォーニッシマが始まる時間には街に人がいなくなってしまうほど。全土のカンツォーネ歌手への期待もさる事ながら、司会者であるモニカ・ヴィッティ人気がすごいのです。
モニカ・ヴィッティと言えばアラン・ドロンと共演した映画「太陽はひとりぼっち」でのクールな大人の女性ぶりが印象的でしたので、アミタイツを履いて、早口でしゃべりまくり歌って踊りながらの司会ぶり、そしてコメディエンヌ風のエンターテイナーぶりに、一体同人物なのかという位にびっくりしたものでした。また、精神世界の著書でも知られていますが、やはりコミカルなダンスやショーが魅力的なシャーリー・マクレーンも第一級のエンターテイナーです。
お二人の大女優から感じられる、心からのサービス精神や人を楽しませたい思いが、亜土さんのショーを見た時の感動にも繋がって、何だかジーンとしてしまいます。
亜土さんの、あのボーイッシュなスタイルで両手でイラストレーションを描くイメージや、ずっとおなじみの可愛らしいキャラクターの世界の他に、舞台で唄う、多分皆さんがご存知ではない大人の女性の亜土さんの側面がある事を皆さんにお伝えしたい、と思いました。
亜土さんのショーから得られる楽しさは、全然どういったものか知らないで行った人間にとって感動的なものでした。亜土さんが唄うジャズやブルース等の音楽に乗って、私たち観客にワクワク感や楽しさが心にしみる様に伝わって来るのでした!
多方面にわたりご活躍で変わらぬ人気の大スター亜土さんですが、ずっとずっと人々に愛のバイブレーションを送り続ける天使の様に感じております。
http://old.spaceyui.com/schedule/mizumori_16.html
AAAAA
山田博之「切り絵・のような」
大らかに生命力溢れる山田博之さんの作品には、いつも驚かされております。
今年は展覧会の直前に、物理的にも精神的にも大きなエネルギーを要するお仕事の依頼がありました。屋外でのかなり広いスペースの壁画制作です。普通は体力を消耗してしまうところを忙しさ迄上手にご自身のパワーに転換できてしまえる方なのだな~と感心しきりです。
今年3回目となる山田さんの個展でしたが、会期毎に作品の傾向が異なります。普通、作品の内容やパターンが違うと、一貫性がなく、抽き出しが多すぎるのでは?という疑問が生じますが、山田さんの場合には、どのタイプも不自然な感じが全然なくて、納得させられてしまいます。頭で描いているのではなく、心で描いていらっしゃるからと思います。
あたかも自動筆記の様にアルファベットをモチーフとして描かれた紋様の作品に魅き付けられ、山田さんを知りましたが、案に反してと言いますか、むしろ当然と申し上げるべきなのでしょうか、頭脳的戦略的な作品構成力を見せつけられ、重層的な才能と力量に驚かされ続けているのです。
次にはどんな新しい顏を見せて下さるのでしょうか?山田博之さんの謎めいた秘密の抽き出しには、まだまだ魅力的な宝物が隠されていると感じます!
http://old.spaceyui.com/schedule/yamada_16.html
木村かほる「 CONSTRUCTION」
妹の制作風景には日常的に接していますが、作品は完成する迄は見せてくれません。
いつも、スケッチブックにぐるぐると丸や三角や四角を色鉛筆で描いていて、その作業がどうも彼女の理性の部分のアートワークであり、下描きらしい、という事はわかっております。
その様な理性的な構成の作業と、直観的な捉え方とが上手く呼応できた時に、ペインティングに移行する、という風です。
そしてその感覚が常に持続し、完璧な仕上がりになると良いのですが、もう一歩、二歩、というところでしょうか?
妹は油絵学科を卒業してから50冊程絵本や児童書の仕事をした後、何故かきっぱり絵本関連の仕事を止めてしまいました。
彼女の初仕事だった「大きくてもちっちゃいかばのこカバオ」を読んで育った女の子が立派に成長し、本屋さんの優秀な店員さんになりました。その方の尽力もあって「大きくてもちっちゃいかばのこカバオ」が30年ぶりに風濤社より復刻されました。
かばのこの件では、不思議なサーキュレーション的なご縁を感じてなりません。風濤社を初めて知ったのは、建石修志さんの美しい作品集や書籍の装幀が最初でした。また、家にあるシュタイナーの本も目にし、建石さん、シュタイナーのラインに何故カバオ君?と素朴な疑問が生じました。
個展には、風濤社社長の高橋さん等と小さな時から画廊のお客様でもあり立派に成長された女の子、兼森理恵さんも一緒にお見えになりました。高橋さんからは妹の個展の作品についてもシュタイナーの黒板絵に通ずる等と過分な批評を頂いたりして、カバオ君とシュタイナーとの関係にあらためて感じ入りました。また更に、風涛社のhpには、シュタイナーとニーチェに挟まれてカバオ君が掲載されており驚かされます!
木村かほる 個展「CONSTRUCTION」の会場に置いた自家製の本の中の、もうひとつのキャラクターもとても人気でした。妹のスケッチブックの隅っこのいたずら描きに時々ふと心安らぐものがありますが、そんないたずら描きがひとり歩きしてくれる日が来るかも知れません!
風濤社ホームページより
AAAAA
Winter Magic「冬の魔法」は、三名のアーティストの不思議な組み合わせが魅力的な展覧会でした。
通例この季節は田村セツコさんや水森亜土さんの個展を開く事が常でしたが、亜土さんの会期は2月のバレンタインの時期になり、セツコさんはグループ展を希望された為、矢吹申彦さんと竹井千佳さんとの三人展を計画致しました。
年末のこの季節には、いつの間にかhappyなセツコさんや亜土さんの作品を展示する事が多くなりました。
作品と共に、周囲の人々にキラキラと幸福感を注ぐお二人には、自然とリスペクトの感情が湧いてしまいます。
矢吹申彦さんには、展覧会の企画の段階からたいへんお世話になりました。矢吹さんには今回ピンチヒッターの様なご参加の仕方をお願いしておきながら、主催者がまだテーマを決めあぐねていた時にも、さり気なく、しかも目から鱗が落ちる様なアイデアをサジェッション頂き、感謝の気持でいっぱいです。
作品の素晴らしさはもちろんですが、展示のプレゼンテーション等にもプロフェッショナルとはこういう事!というダンディーなお仕事ぶりを垣間見せて頂き、改めて感動致しました。
竹井千佳さんの陽性なパワーに満ちた作品には、人々の心や頬ををゆるめるパワーがあり、巨匠のお二人に負けない存在感を示されていました。
伊勢丹のディスプレイのイラストレーションや人気の本、「女子会川柳」等のお仕事で活躍中の竹井千佳さんのキュートな作品、これ迄の持ち味に、落ち着いた大人っぽい魅力が加味された様に感じられました。本当にこれからが楽しみな方です。
AAAAA
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